ヒトは、祖先の生き方に左右される。例えば、家系と言うのがそれに当たる。離婚する人の多い家系とか、ヤンキーの多い家系とか、他にも太りやすい家系なんてのもある。太りやすいとか、背が高いとかそういうのは外見的なもので一番分かり易く、多くの人がその存在を認めているとは思うが、性格的なもの、本質的なものも、祖先から代々受け継がれて行くものなのだ。それは、兄弟全員に同じように現れるとは限らず、隔世遺伝的に受け継がれるものもある。こういったものは、例えば運命とか、業とか言った言葉で表されてきたもので人はそれを避けられないものだと思っている。でも、本当はそうではない。運命の流れは自分で変えられる。それに気づいた人だけが、一歩抜け出すことができる。人は誰でも生まれついた何かを背負って生きている。それが何かに気づいて、それを克服する努力をした人は、自分の新しい人生を設計して行くことができる。それに気づかずに毎日ただなんとなく生きている人は、自らの運命をただ受け入れて不幸になって行くばかりである。あなたが背負っている、克服すべきものは何ですか?
今日バイト帰りにタクシーに乗って、運転手さんとずっと話していた。タクシーには当たりはずれがあるもので、一番嫌なのはクサいタクシーに当たってしまった時。整髪料の匂い、体臭、車の芳香剤その他いろいろ。そんな時は冬でも窓開けちゃう。我慢するのはストレスたまるしね。中には、とっても横暴な態度の人とかもいる。こっちが何か言うまで動こうとしない人とか、めちゃくちゃ乱暴な運転の人とか。そんな人に当たるとかなり嫌な気分。でも今日の人はいい人だった。土曜日の人出から始まって、15分くらいずっと話していた。タクシー業界も不況で、自由化も始まってこれからはタクシーも個性を出していかなきゃ、ただ運転するだけだったら誰にでもできるんだから、とその運転手さんはおっしゃっていた。私みたいなペーペーの大学生にもちゃんと敬語を使って話してくれて、楽しいひとときを過ごせた。タクシーはよく乗るので、こういうちょっとしたことでも嬉しかったりする。

「他人をほめる人、けなす人」はまだ全然読んでない。今日は明日までに返さないといけないCDのダビングで忙しくて、それをしながらちょっと読んだだけ。まあ内容は、同じことの繰り返しではあるけど、自分の周りの人に当てはめて読んでひそかに楽しんでみたり、自分のことを客観的に見詰め直すにはなかなかいい本だと思う。久しぶりにハードカバーの本を買った。最近はあまり本を買わないし買っても文庫本だから、1600円が高く感じる。そう言えば本屋で「カワイイ!」とか言うタイトルのコギャル雑誌を立ち読みしていた。そこに、コギャル読者モデルナンバーワン人気の子がいてその子の名前が「アキ」ちゃんだったので、ちょっと親近感があってその子のインタビューされている記事を読んでみたら、マイブームが読書で「今、「リング」と「らせん」にはまってる。友達にも薦めまくってるし。」みたいなことが書いてあったので、最近のコギャルも意外と本とか読んでしっかりした面もあるんだなあとか思った。私の高校時代は毎月1万円くらいは本代に使っていた。山田詠美なんか読んでは、オトナの世界の感触を楽しんでいた。今の女子高生は何を読んでるんだろう?もうだれも村上春樹は読んでないのだろうか。あんなに面白い小説なのに。